市川優の短編書房

小説、漫画などの短編作品を紹介します

BRUTUS 6/15号『マンガが好きで好きで好きでたまらない』気になる作品を見つけた!

BRUTUS 6/15号『マンガが好きで好きで好きでたまらない』(マガジンハウス)

 

大迫力の作画に目を奪われ、胸震わせるセリフを噛みしめ、ドラマチックな伏線回収に感嘆。ページをめくる時間は日常から解き放たれ、想像の世界へと旅立つことができる……。そんな最強の娯楽・マンガを1号まるごと全力特集! ファンタジー、バトル、ギャグにミステリとジャンルもさまざまな137作品を紹介します。

 

 

BRUTUS 6/15号がマンガ特集だったので購入してみた。

以下の作品などが紹介されている。

 

沙村広明波よ聞いてくれ』(講談社

田島列島『水は海に向かって流れる』(講談社

●陽東太郎『遺書、公開。』(スクウェア・エニックス

●泰三子『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(講談社

入江亜季『北北西に曇と往け』(KADOKAWA

椎名うみ青野くんに触りたいから死にたい』(講談社

●藤岡拓太郎『藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない』(ナナロク社)

●山口つばさ『ブルーピリオド』(講談社

ヤマシタトモコ『さんかく窓の外側は夜』(リブレ)

●平庫ワカ『マイ・ブロークン・マリコ』(KADOKAWA

雨瀬シオリ『ここは今から倫理です。』(集英社

漫☆画太郎星の王子さま』(集英社

横槍メンゴ『一生好きってゆったじゃん』(小学館

●芥見下々『呪術廻戦』(集英社

●和山やま『夢中さ、きみに。』(KADOKAWA

武田一義『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』(白泉社

葦原大介ワールドトリガー』(集英社

●山田胡瓜『AIの遺伝子』(秋田書店

都留泰作『竜女戦記』(平凡社) 

 

特集で紹介されていたマンガの中で、今後読みたいと思った2作を紹介する。

 

柴田ヨクサル『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』(小学館クリエイティブ

 

「いくぞ、ショッカー!!!!」40歳になっても本気で仮面ライダーになろうとしていた東島丹三郎(とうじまたんざぶろう)。だが、その夢を諦めかけた時、世間を騒がす「偽ショッカー」強盗事件に巻き込まれ…。『エアマスター』『ハチワンダイバー』の柴田ヨクサルが念願の「仮面ライダー」を描く、まさに原点にして集大成!!大のオトナたちによる大真面目の“仮面ライダーごっこ”アクション、開幕!!!!

 

仮面ライダー好きの大人たちが”ごっこ遊び”をするだけの話だと思ったら、本物のショッカーが出てくる、というあらすじを読んだだけでも面白そう。

本作の魅力を語ったお笑い芸人・川島明麒麟)は、「肩肘張らずに読めるこういうマンガも、たまにはいいじゃないですか」と話す。『ハチワンダイバー』の時のように、個性的なキャラクターが数多く登場し、スピード感あふれた展開を見せてくれそうだ。

 

 

藤本タツキチェンソーマン』(集英社

 

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

 

実は1巻だけ読んでいたのだが、何となく自分には合わない作品だと感じ、2巻には手が伸びずにいた。

だが、本作を語った漫画家・榎本俊二の「現在のアクションマンガにおける一つの到達点のようなものが見られる」との言葉に、本作に対して再び興味が湧いた。榎本は本作について、「”映画的”な作品世界へのこだわりがあ」り、「CG時代のアクション映画以上のエンターテインメントを叶えている」と絶賛する。

週刊少年ジャンプ」での連載ということもあり、新たなジャンプ漫画を切り開く作品になるのではないかと思ったので、私も今後注目していきたい。