市川優の短編書房

小説、漫画などの短編作品を紹介します

2020-05-21から1日間の記事一覧

【漫画/書評】萩尾望都『トーマの心臓』「異国」の記号が繋げる2人の少年

萩尾望都『トーマの心臓』(小学館) // リンク 冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオス…